New八寸名古屋帯(2)

3紋体の名古屋帯の続きです。

1.jpg



椿の帯。

16.jpg


この柄も、色々と組織変えしています。


プレタきものは、
”ボカシ”がスタッフの間でもイチ押しですが、

帯でも”ボカシ”?っぽいイメージの帯はどうだろう?
ということで、
企画のパートナーにアドバイス頂きました。


2.jpg


1つの花びらに対して、
3種類のそれぞれ違う織り方をしています。

花びらの外側に縦糸を多めに出して、
ボリュームをもたせ、

8.jpg


内側にかけてボリュームを減らしていきます。

そして、
地色の糸と花の色の糸が混ざり合うことにより、
全体の花びらがグラデーションのように、
奥行きが出ました。


19.jpg


七宝柄のふちは、

5.jpg

横糸を出し、わざとボコっと前に押し出すように織られています。


七宝の中は、

4.jpg

縦糸と横糸を複雑に織ることによって、
網目のように透かされています。


7.jpg


そして水玉の帯は、


IMG_8627.jpg


9.jpg



シンプルですが、
私たちが一番大好きな織り方で、
とてもインパクト&可愛らしさのある組織にしました。

3.jpg


縦糸と横糸をあじろ(格子)のように組み合わせて織られています。


今回3紋体帯なので、この織り方をすると、
3色がミックスされて色が出てしまうので、
配色によって、どうかな?という心配もありましたが、

22.jpg

サンプルをみたら、
逆に3色がミックスされて良くなったと思いました。


20.jpg



もうすぐ京袋帯も入荷します。


11.jpg


花びらの中で色々と遊びを入れました。


他にも・・・。

10.jpg


この京袋帯と献上帯で、やっと今年の帯はFinish!

「やっと」という言葉は色んな意味で。


今年の帯は、新しく担当してくれた1人の女の子に助けられました。

彼女は、自分が大変なときにもかかわらず、
最後まで責任を持って対応してくれた。


有難い。


来週からしばらくお休みしますが、

またいつか復帰出来る日がくることを願っています。

そして一緒にまた仕事が出来る日を楽しみにしています。


本当に彼女の責任感の強さに、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちと。

そんな日々が続いた。


やっと。


やっと、これで彼女も安心してお休み出来る。

彼女は私が唯一LINEビデオで話せる仕事仲間です。

私が髪がボサボサでも、スッピンでも。

いつも、
「お疲れ様です〜!」と元気に笑顔で話してくれる。


どんなタイトな納期でも、

細かな要望をお願しても、嫌な顔を見たことがない。


逆に学ぶ。


頑張り屋さん。


いつも明るい声で笑って対応してくれた。


心許せる、気の休まる、癒しの人。

今年一番癒してくれた人です。


多分、この帯が多くの方の手に届くことを

彼女もすごく喜んでくれると思います。

そんな今年の帯でした。

ページトップへ