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2005年風香通信

下記は、2005年3月の風香通信です。


[ある女性との出会い]

全国の旅館を回って、日本の風土が生んだ正しい礼儀作法を

教育しておられる女性がいらっしゃいます。

プライベートで東京へ行った際に、

その方お話をさせていただく機会がありました。

「旅館は日本の衣・食・住の3つを全て受け継いでいる唯一のものでしょう?」とお話を始められました。

「今のご時世、日本の家屋から和室がなくなっていき、

たたみの歩き方や上座・下座もわからない女性がたくさんいるけど、

旅館には必ず和室があるでしょ?お庭があるでしょ?

その土地の食があるでしょ?女性はきものでお迎えしてくれますよね?

旅館では日本の文化が今も大切に守られているんですよ。」


[足袋の音]

「たたみの上をしっかり歩けるようになると、

たたみと足袋の“スススス”と擦れる綺麗な音が出せるようになるのよ。」

雑談から始まって、

まさかそんな話に発展していくなんて思ってもいませんでしたが、

ワクワクしながらノートにメモしていきました。


[みなさんも一緒にイメージしてみてください。]

その方は毎回旅館に着くまでは、

頭の中を空っぽにしてリラックスした状態で行くそうです。

そして駅に到着してから、旅館までの道のりや、旅館周辺の風景、

耳にする音、玄関の雰囲気、女将さんや従業員の方々との挨拶・・・

それらを目と耳で感じていく中で、こうしたらいい、

こうすればもっとオリジナル性が出て素敵になる、

といったイメージがどんどん膨らんでいくそうです。


[日本女性のお手本]

ときには経験とプライドを持って立派にお仕事されている仲居さんや板長さん

などからの冷ややかな目や反発もあるそうですが、

「日本の伝統を守り続ける素晴らしいお仕事に携わり、

それを継承しているのだから、自信を持ってもっと美しく、

もっと日本女性のお手本となるように輝きましょうよ!」という

魂のこもった言葉、熱意のある教育論を聞くにつれて、

最初は嫌な気持ちから青ざめていた顔もやがてピンクに変わり、

美しい笑顔になっていくのだそうです。


[ふとんショー]

「ふとんを敷くのって、ショーになるのよ!それは本当に素敵よー!」

「旅館によっては男性が部屋係を担当してるところもあって、

男性がするととても綺麗で格好いいのよ。」と

声を弾ませてお話されていました。

私も想像が膨らんで、実際にふとんを敷いてる男性の姿が浮かんできました。

無駄な動きがなく、ピシッと敷かれるそのふとんは、

まるで芸術作品のようだそうです。

その他にも、テーブルの上に並べられるお皿の大きさや、

お刺身を出すタイミング、その旅館に合ったきものの柄、

置かれているインテリア、またお部屋のエアコンの音のお話に到るまで

いろいろ教えていただきましたが・・・、

口を開けて、「へぇ〜。」と驚くばかりでした。


[洗えるきもの上級者]

洗えるきものって、今では若い人達も着てくれて、

ファッションリーダーもたくさんいるけれど、

洗えるきものを上手に着こなす最終目標、お手本にするべき人に当たるのが

“旅館のお姉さん”なんじゃないのかなって思いました。

何か奥が深いなぁ〜って。

私の言葉じゃ伝わりにくいとは思いますが、

その女性のお話を聞くとただただ引き込まれて、

日本の衣・食・住の伝統を伝える旅館で働く人って格好いいよね〜。

レベルが違うわなぁ〜って、感動したのでした。


[真っ白の足袋]

今まで風香では白足袋や肌着関係などの販売はなかったのですが、

今回の出会いを機に少しずつご紹介していこうと思います。

今後は素材にこだわった風香オリジナルの“日本の下着”を

企画していけるように取り組んでいきたいです。

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