New八寸名古屋帯(2)

3紋体の名古屋帯の続きです。

1.jpg



椿の帯。

16.jpg


この柄も、色々と組織変えしています。


プレタきものは、
”ボカシ”がスタッフの間でもイチ押しですが、

帯でも”ボカシ”?っぽいイメージの帯はどうだろう?
ということで、
企画のパートナーにアドバイス頂きました。


2.jpg


1つの花びらに対して、
3種類のそれぞれ違う織り方をしています。

花びらの外側に縦糸を多めに出して、
ボリュームをもたせ、

8.jpg


内側にかけてボリュームを減らしていきます。

そして、
地色の糸と花の色の糸が混ざり合うことにより、
全体の花びらがグラデーションのように、
奥行きが出ました。


19.jpg


七宝柄のふちは、

5.jpg

横糸を出し、わざとボコっと前に押し出すように織られています。


七宝の中は、

4.jpg

縦糸と横糸を複雑に織ることによって、
網目のように透かされています。


7.jpg


そして水玉の帯は、


IMG_8627.jpg


9.jpg



シンプルですが、
私たちが一番大好きな織り方で、
とてもインパクト&可愛らしさのある組織にしました。

3.jpg


縦糸と横糸をあじろ(格子)のように組み合わせて織られています。


今回3紋体帯なので、この織り方をすると、
3色がミックスされて色が出てしまうので、
配色によって、どうかな?という心配もありましたが、

22.jpg

サンプルをみたら、
逆に3色がミックスされて良くなったと思いました。


20.jpg



もうすぐ京袋帯も入荷します。


11.jpg


花びらの中で色々と遊びを入れました。


他にも・・・。

10.jpg


この京袋帯と献上帯で、やっと今年の帯はFinish!

「やっと」という言葉は色んな意味で。


今年の帯は、新しく担当してくれた1人の女の子に助けられました。

彼女は、自分が大変なときにもかかわらず、
最後まで責任を持って対応してくれた。


有難い。


来週からしばらくお休みしますが、

またいつか復帰出来る日がくることを願っています。

そして一緒にまた仕事が出来る日を楽しみにしています。


本当に彼女の責任感の強さに、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちと。

そんな日々が続いた。


やっと。


やっと、これで彼女も安心してお休み出来る。

彼女は私が唯一LINEビデオで話せる仕事仲間です。

私が髪がボサボサでも、スッピンでも。

いつも、
「お疲れ様です〜!」と元気に笑顔で話してくれる。


どんなタイトな納期でも、

細かな要望をお願しても、嫌な顔を見たことがない。


逆に学ぶ。


頑張り屋さん。


いつも明るい声で笑って対応してくれた。


心許せる、気の休まる、癒しの人。

今年一番癒してくれた人です。


多分、この帯が多くの方の手に届くことを

彼女もすごく喜んでくれると思います。

そんな今年の帯でした。

New 八寸名古屋帯(1)

新しい三紋体八寸名古屋帯のご紹介です。


11.jpg


弊社は今まで二紋体の名古屋帯を多数ご紹介してきましたが、

今回は、名古屋帯では初の三紋体です。


1.jpg

三紋体の中でも、

今回は、

それぞれ柄に合わせて、柄の織り組織を変えて、

また今までとは、少し違う帯になりました。

ポリエステル帯の現在の進化形、

「色んな織り組織ミックス」を、

ユーザーの方に楽しんで頂こうというのがコンセプトです。

帯をつくって頂いたメーカーさんに教えて頂いたお話しです。

織りの呼び方も、

この工場の人たちの呼び方でご紹介しますね。

写真は、新作アレンジ献上帯です。


この部分は「綾織り」と呼んでいます。


2.jpg


綾織りは、細かい繊細な柄に向いています。

この柄は、

カジュアル着物なポリエステル着物に合うように、

献上帯をモダンなイメージにアレンジしました。

柄の構成上、細かい部分も多いので、綾織りをメインにしています。

綾織りにすることによって、

地色も柄の色も綺麗にはっきりと出せるのが特徴です。

元々選んだ糸の色をパキっと出させながら、細かな点も表現しています。



3.jpg

こちらの部分は、「段織り」と呼んでいます。

横段の連続のように、

前に出たり、引っ込んだりさせることで、

この部分の横の柄の、
綾織を使うよりも、凹凸の強弱がつくのでわざと差別化させています。


左から右へと変化をつけました。


4.jpg



5.jpg


カラーバリエーション。

(まだ全色入荷していませんが、6色5柄あります)

8.jpg


7.jpg


着用イメージ。

15.jpg



続きまして、


6.jpg


こちらは、「杉綾織り」と呼んでいます。


12.jpg


13.jpg



綾織りに比べて、

凹凸をボコっとはっきり出るように、よりふっくらと出させています。


この織り方は、大きい柄に向いています。



10.jpg



また、地の部分。

14.jpg


亀甲柄と地の組織は、

方向(右上方向に向けて)、


織り方の方向を変えることで、


同じ地色でありながら、地紋がわざと際立つようにしています。


17.jpg


そして、

亀甲柄は、さらに横糸を出すことで、

地色とは少し色が違うように見えます。



一つ一つ、

細かいマニアックな話のようですが、

今回は、わざと色々細かく組織を変えてつくったので、

そういう視点で帯を見るのも楽しいかもしれません。

16.jpg


18.jpg


19.jpg


全国の小売店さまでも販売しています。


ぜひ、直接手に取ってご覧ください。


20.jpg


次回は、違う柄の帯をご紹介します。

21.jpg

ぼかし

風香の洗えるきものは、

京都で染めて日本または、中国で縫製しているもの、
そして生地も染め、縫製も全て中国製のものがあります。


今回は、京都で染めている洗えるきものをご紹介したいと思います。


7.jpg


このロール捺染のきものを染めて下さっている染め屋さんは、
年齢も近くて共通の友達も沢山いて仲良くさせてもらっています。

彼は、お洒落でカッコイイ感性の持ち主。

アパレル関係からこの業界に戻ってきて、

「自分の代だからこそ出来たことをやりたいねん」、

「”自分の代でスタートした”ということを増やしたい」

と昔からよく話ていました。


そして、
その宣言通り、どんどん色んなことをされています。


そのお陰で、洗えるきものも徐々に変わってきました。

ちょっと目線がマニアックかもしれないけど、
そんな変化した柄の一つ「ぼかし柄」をご紹介したいと思います。


12.jpg


以前、

風香のお仕立てきものとして販売していましたが、

洗えるきもののぼかしの柄も、

こんな感じで、

柄の中のグラデーションが綺麗に表現できるようになったんだと、

自分たちの間では衝撃でした。


17.jpg


この柄を見せてくれたとき、


「ぼかしが綺麗に出てるやろ?」

「ぼけあしが綺麗に出るようにちょっと工夫したんや」

と嬉しそうに説明してくれました。



その花びらの中の柄もぼかしで綺麗に見える上品な柄です。


10.jpg



この雪輪のぼかしのときも、

今までにありそうでなかった柄だと思いました。


10a.jpg


グラデーションが前と比べて、

濃→淡へと優しく、自然に綺麗にぼけていく。



昔は、

洗えるきものの柄は、全般的に似ていた気がします。

柄の分類は、
大きく分けて、飛び柄、縞、大島調、幾何学、総柄、ぼかし、花柄など。


それぞれの中で、なんとなく似ていた。


洗えるきものが徐々に変わっていったと私が感じるのは、


多分、

その大きな分類の中で、

彼が、またそこから細分化させて、

柄に広がりをつくってくれたんだと思います。




例えば、

この2色の縦ぼかしに、

おくり(柄の長さ)が長めの柄をプラスした。

2.jpg


こういうタッチの線で描かれた花柄で、おくりの長めの柄も


今までなかったのでとても新鮮でした。



この柄も似たものは、完成形が違う。


1.jpg


色と色との境目が綺麗。

4.jpg


すっかり新しくなり、”ぼかし柄”が幅広くなった。


ありそうでなかったグラデーション。

18aws001a.jpg


この柄も個人的にとても好きな柄です。

16.jpg


まさにテーマであったぼけあしが綺麗で、シンプルで上品な柄。

29.jpg



これは、細めのたて枠の線を、スーっと入れた3色ぼかし。

14a.jpg




15.jpg


このぼかしの地色ベースに、鮫小紋の柄を足しています。

21.jpg


定番の鮫小紋きものは、


鮫小紋柄+地色が1色という考え方としたら、


鮫小紋+地色が3色、プラスαぼかし。


という発想にも思えた。


もちろん、白っぽく見えるところも

生地白ではなく全て地染めしています。



彼の中で、

色んなイメージを膨らませ、

プラスαの”柄”という視点だけでなく、

自分の想像する完成版に近づけるため、

図案の段階で型の彫り方の工夫、

色出しの追及、

後加工の工夫など色々なことをしていったんだと思いました。


11.jpg


これだけでも今までにない新しい花と蔦の柄ですが、


そこに、ぼかしをプラスした。

25.jpg


そうすると、

また一つ、ぼかし柄が広がった。



図案の紙ベースの写真です。


斜めぼかし。

19.jpg



縦ぼかし。

20.jpg


そして製品上がり。

23.jpg



22.jpg




こうして書きながら、本当に変わったな〜と思います。

今度、この変わったあるある話で盛り上がりたいなと思ったりして。


「ポリエステルの着物やけど、その中で何が最大限に出来るかやと思うねん!」

と、いつも前向きで行動力があって革新的。

ほんまプラス思考の勇気もらえる人です。



洗えるきものの20年くらいの歴史を振り返ると、

こうした背景の中で、

柄にも色にも選択肢が増え、新しく生まれ変わりました。



どんだけ新柄おこすねん!

ってくらいの勢いの、周りも驚くほどの数。


ポリエステルきものを一気にガラリと変えた人だと思う。



ちなみにこの柄も衝撃で。

5.jpg


水玉と市松系のモダン柄で企画していたNOTEも、

IMG_0050.jpg


IMG_0051.jpg

自分が欲しくなってシリーズに入れました。



先日、

「自分の染め屋さん側の目線で、どんな柄が一番”The日本製”って思う?」

という質問をしたら、

「やっぱり、ぼかしやと思う」と言ってました。

日本製は、当たり前に地染めしてから染めてるから、

生地白にならないのはもちろんのことですが。


そんな単純なことだけじゃない。


”今までよりも、ぼけあしを綺麗にする”

という課題に真剣に取り組んだ、

これも「俺の代でスタートさせたこと」の一つの結果なんだなと思いました。



そんな自分たちの”今のBest of the” ベスト。

30.jpg


きっとまた何年か先に進化していると思うから。


またご紹介します。

31.jpg

デニムキモノ

【デニムキモノ】

風香のデニム着物は、
先に地染め(ベースとなる生機を染める)をしています。

地染めしてその後、その生地に新たに染めるというプリント方法です。

下地を染めるから地染めです。
地染の色は何色でもいいですが、
濃すぎると表の染めに支障をきたすのでライトカラーが多いです。


DSC05433.jpg

ライトベージュ色に地染めしています。

そのため一般的なデニムとは異なり、
生地裏は、ベージュっぽい色で、

色あせたときも白色にはなりません。
地染効果で表の色に深みが出て、少し高級感があるかもしれません。


このデニムの企画当時、
江戸小紋の柄で両面染めの単衣着物を作っていました。
裏にも色柄があってとても素敵な着物です。


単衣着物は裏地がないので
デニムイメージの単衣着物ということで、
着物らしさが出ればというユーザー方のご意見もありこの製法を採用しました。


温泉などでご愛用頂いている風香のリネン浴衣と同様、
ポリエステル×綿の混合素材なので

綿100%と比べ、洗濯後の縮み率を軽減させ、シワになりにくいことで
お手入れが少しでも簡単に出来るというコンセプトでもあります。

また、生地の重さは、一般的なデニム生地と比べるとやや軽量です。


そして、もう一つこだわりは、
堅牢度が高いこと=色落ちしにくいことを重視しました。

洗濯の回数にもよりますが、購入時の色合いが維持しやすい素材です。
洗える着物と同じで、
動き易く快適に、気軽に着れて、洗濯機で洗える普段着きものです。


fk-prt-den2d.jpg


このデニム着物とメンズコートには、とても思い入れがあります。

メンズコートをオンラインショップでは、ご紹介したことがないのですが、
どれくらいになるのか?
男女コートを本格的に作りだして20年近くになります。

メンズコートはこのデニム着物と同じ会社と取り組んで作っています。

会社、はもちろんのことですが、
その担当者さんと一緒に取り組んできた、と言った方が良いかもしれません。


業界とは関係のない縁で、
まだ新人の頃からのお付き合いで、面白い人なのですぐに仲良くなりました。

何年か前から、すっかりお偉いさんになって
色んな国を飛び回っているので、

なかなか会える機会減りましたが、

この企画だけは、今も担当してくれていて毎年デザインのことにも
沢山のアイディアを出してくれています。


自分でデザイン画も描いて、
細かい機能性、デザインまで考えて持ってきてくれて、
スタッフと一緒になって色々話してくれている姿を見ると


もはや、もう風香の一員やん!
というか、リーダー!隊長やん!

と思うことが多々あり、有難いな〜と思います。

ここ数年の私たちのオススメは、
フード付きや、ピーコートタッチなど。

毎年、生地のクオリティーや機能性やデザイン性、
縫製工場のレベルアップなど改善してもらっています。

他にも、
雨の日でもカッパを着てバイクで走らないといけないなど、

ポリエステルのコートを着るユーザーの方のご意見なども組み込み、
進化してきました。


ポリエステルの着物をファッションとして、オシャレに!
ご提案というのも大切なことですが、

まだまだ、
やはり実用的に、

その人の手に届いてためになるというか、
実用呉服という視点でモノ作りすることも大事だと気付かされることもあります。


そういう色々な背景の中、
価格面でも、ポリエステル(ウール混)のコートなので、
色々な条件の中でどこまでリーズナブルに提供出来るかを常に考えてくれて、
その担当者さんの多くの知識と人脈のお陰のさまコートです。


あまり褒め過ぎると、めちゃ仲良いので
ちょっと逆になんかあるのか?と本人に読まれてしまったら
言われるかもしれないけど。


そんな意味じゃなくて、
このデニムとメンズコートは、


普段、ポリエステル着物の業界で関わる人や会社、
とは情報も人も別なので、

自分の中で毎回新鮮なもので、

頭のチャンネルも変換出来て、

その話をしてる時間も貴重な時間だなと思っている、

という意味でも思い入れがある商品です。

fk-prt-den1b.jpg


これは今年はコートもオンラインショップでもご紹介したいと思います。

New! 二紋体の半幅帯

最近、販売開始した新しい半幅帯。

私たちは「二紋体の半幅帯」と呼んでいます。
簡単に言うと、2色使いの柄帯。
地色の縦糸と柄の縦糸を2色使って表現している帯です。


14.jpg


この2色使いの二紋体帯は、
横糸は、地色と同じ色の糸で織ることが多いのですが、
今回の帯は、
横糸も別色に染めて織っているので3色使いの帯のように仕上がっています。

いつもの二紋体帯よりも、
少し豪華に?ちょっとだけ奥行が出た?という感じに完成しました。


横糸は縦糸に影響を受けるので、選ぶ色によってしらけてしまったりします。

横糸の色も、帯メーカーさんの企画の方にアドバイスを
頂きながら決めていますが、何年も積み重ねて、
感覚的に分かってきたくらいで、まだまだ分からないことだらけです。

でも知ることは楽しい。
こうやって疑問点を直接身近に聞けることも有難い環境だなと思います。


昔、サンプル織りの段階で、選んだ地色の色に仕上がっておらず、
縦糸の、地色と柄の色の組み合わせで、
こんなにも仕上がりが違うのか?と衝撃を受けたのを覚えています。


ポリエステルのこの二紋体半幅帯は、
弊社にとって、主力商品である洗える着物に合わせるカジュアル帯として
大切な女房役でもあります。


いかにリーズナブルに完成度を高く、
より多くの方へお届けすることが出来るのか。
商品を作る上で、出来ることと出来ないこと、限界もありますが、
その出来ることが年々、進化していければ良いなと思います。


今回の二紋体は今までとは違い、一つ進化した記念の商品になりました。


また自分たちの思い入れの柄も入れました。



今年の春、
取引先の染め屋さんが廃業されました。


とても長いお付き合いの、大変お世話になった社長で、
いつも当たり前に普通に会社にいて、冗談言ったりしていた環境が
急に無くなるのかと色々な思いがありました。


忘年会の出し物でも、毎年同じチームのリーダーとして
笑けることを沢山してくれた方です。


いつもその会社に行くと、ホッとするというか、落ち着く。
奥さんがお茶を出して下さって、
家みたいで、みんな家族的、ほんわかした感じの空間。


雰囲気が好き。


仕事で行ってるけど、スイッチがオフに変わるというか。


仕事上での付き合いの人、上下関係や、気を遣い合う関係というよりは、
1つの同じ共通の目的を持って話合える、気を許せるお父さん?
って言ったら失礼かもしれないし、大先輩という感じ。


「ここ来たら何でか知らんけど眠くなるわ〜」と言いながら、
よくソファーで横になったりしていました。


しょーもない話で盛り上がった。


仕事していると色々な人と出会って、色々な別れがある。

そして続く人、続かない人。

悲しいお別れ、微笑ましい卒業、そしてまた会ったり。
ずーっと会わなくなったり。


当たり前だけど色々なパターンを経験してきたけど。


今回の別れというか、離れる?
(別にいつでも会えるといえば会えるけど)


このパターンの”離れる”は、自分の中で初めての感情だった。

多分、自分の中での存在が大きかったんやろなと思う。

人としても、空間としても、居場所としても。


でも色々な別れの中、日々目の前にやることはあるわけで、
その環境にまた人は適応してしまう。


先日、久々に会社に来たとき、
顔が真っ黒で、ビックリした。

釣りばっかり行ってる感丸出し!
顔が、ゆる〜くなってた。


なんか、えーやん!と思った。


染め屋さんって、夏は暑過ぎる環境の中の過酷労働、冬は寒過ぎる。

「働いても働いても、全部マッサージ代で消えるわ」
って言ってたのを思い出した。


ゆっくりしてて良かった。


一つの染め屋さんが廃業されるということは、
多くの洗える着物の柄が無くなるということ。


もちろん、別の染め屋さんに引き継がれる柄もあるし、
新しい柄も沢山増えています。


でも、過去を振り返ると一つ、また一つ、染め屋さんが廃業されるごとに、
当たり前に無くなってしまう柄がある。


前にも紹介しましたが、ロールの型を彫るのに
一点一点、細かい点を彫っていた技術の高い彫り師さんが引退されたら、
ポリエステルの着物の中から、そういうマニアックな柄は無くなる。


そういう数多くのポリエステル着物の中で、
思い入れのある「ウサギ」を今回の帯に入れました。


他にも色んな思い入れの柄があるのですが、ウサギのことを書きます。

廃業されるときに色々、今後の柄の継続や無くなる話をしました。


本当に沢山振り返った。


私たちがご紹介している洗える着物の動物柄は、
猫、鳥、ウサギ、蝙蝠などが多いです。


この染め屋さんにある柄は、特にウサギが多かった。


私たちの洗える着物の歴史の中で、
猫が平成なら、

15.jpg


ウサギが昭和なのかもしれない。


ウサギの着物はめちゃ染めた。
めちゃ染めた→めちゃ人気だった。


いつからか?猫に負けたのかな?
それとも動物自体が人気ないのか。


ウサギは、跳ねる→飛躍する→縁起が良い!
という意味でも色々な和柄と一緒にウサギの着物が数多く誕生したそうです。
もちろん、他にも意味がありますが。


今回の帯で水玉と一緒に、そんなウサギ残そうと思った。

このウサギ。

めちゃ走って跳んでくれたウサギ。

16.jpg


ポリエステル着物の女房役の帯として。
またポリエステル業界の中で繋がって、
色んなカタチで続いていけば嬉しいという願い。


ウサギを一つの動物柄として捉えるのではなく、
ウサギを”跳ねていく”ってプラス言葉として受け取ると、
テンションも上がるかもしれない。


水玉は、私たちの間でよく”円→縁がある”と言っています。

何でも丸くおさまる、丸くおさめたい願望。
円になってまとまる!手をつなぐ。

など。


気分的なモノと言われたらそれまでですが、
水玉もテンションが上がる代表的な良い柄だと思う。


風香の水玉着物も、
モダンで可愛い洋服感覚の着物という大きなコンセプトもありますが、


一番強いのは、
実は○って、水玉って。そういう部分だと思う。


13.jpg


そんな今回の二紋体の帯ですが、

色々な裏メッセージを込めています。

宜しければまたチェックしてみてください

ライフログ

かなり久しぶりのブログになってしまいました。


先日スタッフとの食事会で、

”Lifelog”の意味を熱弁してもらいました。


みんなで、

自分の中から捨て去りたいトラウマとか、


自分には無理!自信がない!とか思ってる苦手意識とか、

目を背けてる感情とか物事についてフリートークしました。


本当は、ドキドキしてること、

やったらいいのは分かってるけど、なぜか気持ちがそこを越えられなくて

やらない、出来ない自分など。



凄く面白かったです!


みんな当たり前だけど、それぞれ違うんだな〜と。


私は、ブログ、文章を書くのが出来ないという話をした。

これだけ喋りやのに!と周りによく言われますが・・・。


話す言葉と、文字にする言葉は違うから苦手意識がある。


多分、接続詞とか句読点とか、語彙とか正しい日本語とか・・・。

そういうのが全般的に苦手なのかもしれない。

というか、苦手で出来ない。



会社のブログって、

会社として、ちゃんと書かないといけない。


間違った日本語使うと、ここの会社アホやなって思われて、

ここの商品大丈夫?と、ちゃんとしている営業の人達にまで迷惑かかるかも?


とか色々考えて。

結局、恰好つけなんだと思う。



会話は、本読みではないし、

その気持ちを伝えるときに自分が使う言葉、声の大きさやリズム的なものなど、


いつからこの話し方になったのか?
振り返ることもなく普通に生きてきてしまった。


でも30歳になって、
このままじゃ、もっとヤバイ大人になるんじゃないか?と、


正しい話し方?日本語?を知りたくなり、

マンツーマンの講習に行ったことがあります。


沢山の色んな学びがありました。


その講習で、一番強烈に心に残ったことは、


言葉を伝える仕事の人が、

言葉、日本語をいかに大切に使っているかでした。


自分の伝えようとする溢れる気持ちの中から
その使う言葉を決めて、その言葉に魂を乗せて人に伝える。

これが、本当の「国語」「日本語」の勉強なのかもしれないと思った。


でも、自分の語彙力では無理よな〜とも思った。


そんな私に先生が、最後に言ってくれた言葉は、


「あなたは、アナウンサーの仕事をしたいわけじゃないから、

そのままでいいよ!」


「それが個性だから!自信を持って!」でした。


なんて優しい先生なんだ!とそれ以来、

これも個性やしええやん!と話し方を気にしなくなってしまいました。


また、中国語を勉強していたときも、

王の"ワン"と、お椀の”ワン”が何度教えてもらっても発音出来なくて、


やっぱ無理!中国語は難し過ぎる!

「やっぱり中国語、難しいしどう考えても出来そうにないです。」
と先生に話しました。


すると、

「中国人は何人いると思いますか!?

そして、中国はとても広いです!北と南、内陸部と海沿い。


日本の沖縄と北海道とでも発音違うでしょ?
関西と関東でもイントネーションも違うでしょ?


この”ワン”を正しく綺麗に発音出来る中国人は%にしたら

何%ですかね?(笑)! 全然気にしなくていいです!」

と笑い飛ばしてくれました。


「話そう!と思う気持ちが大事だから。気持ちがあれば伝わります!」と。


ホンマ、ええ先生。
大雨を一気に晴天にしてもらったという感じでとても嬉しかった。


そんな優しい先生たちに甘やかされてここまできてしまった。

私は、こんな話をみんなに話しました。


するとスタッフが、

【 自由な ”ライフ・ウェブ・ログ ”】について話してくれた。


「商品のことも、もっとこの風香ブログで自分の記録として書いて下さい。」


「そして義務感で書くんじゃなくて、自分が楽しい!と思うとき、

気持ちが乗ってるときに、書きたいことを書いてくれたらいいですしね!」


と、また甘い言葉をもらう。

周りが優しい人ばっかりやから、成長しないんだろうな〜と反省しますが。

ライフログって言葉が好きになった。

自分の言葉になってしまうけど、自分の記録という意味で

これから、変な日本語かもしれないけど気にしないで書こうと思う。



次回は、新しい半幅帯を紹介します。

1a.jpg



2a.jpg

お知らせ

風香サイトをリニューアルしております。

再び本サイトを通じ、みなさまに普段着着物を楽しんで頂ければ幸いです。


すっかり秋めいてきました♪


先日、瑠璃光院に行った際の写真をご紹介します。


P203.jpg


P202.jpg


P204.jpg


とても素晴らしかったので、

この秋の京都観光にオススメです。


紅葉ではまた違う景色を見ることができますね!

New お仕立てきもの

【お仕立てきもの】


新柄を続々と染め出し中です♪

The dyeing process. (starts from a Japanese white fabric)


DSC04505.jpg



IMG_83.jpg

今回は、この濃い地ではなく、

今っぽく、やわらかいキレイめなパステル色で染めました。


The Japanese traditional kimono” tsujigahana” with beautiful patterns.
Now is dyeing the soft colors part.


IMG_74.jpg

IMG_78.jpg


IMG_71.jpg


そして、

これもボカシに水玉や七宝などの江戸小紋調の柄が使われた素敵な新柄です。

Picture of the pattern.


IMG_73.jpg



ここ数年、ボカシと柄をミックスさせたきものが人気です。

昔よりもグンと色んな技術が上がりボカシのキワが、

やわらかく、ほんのり綺麗でとても上品で美しい仕上がりだと思います。

If it is the first time you wear the washable kimono, we recommend this really beautiful and elegant kimono to you.


IMG_72.jpg


その他、企画中♪またご紹介させて頂きます。

We still have many other new fabrics with beautiful patterns.
Please look forward to it.



IMG_81.jpg


IMG_82.jpg


IMG_77.jpg



IMG_76.jpg




お好み焼き

昨日、会社の近くにお好み焼き&鉄板焼きの「どんぐり」がオープンしました♪


IMG_6212.jpg



IMG_6229.jpg


どんぐりは、京都でも人気のお好み焼きやさんです。

お好み焼の他に鉄板焼きなど多数美味しいメニューがあります。

IMG_6240.jpg


IMG_6237.jpg


IMG_6239.jpg


IMG_6215.jpg


IMG_6236.jpg


京都駅や河原町、烏丸などアクセスに便利な場所にあるので、

是非、チェックしてみてください。



【新開幕! 好吃的日本料理】

昨天風香和服總公司附近的阪急四條大宮站前的御好燒(大阪燒)專賣店” Donguriどんぐり” 開幕囉!どんぐり是來自京都人氣非常高也只有在京都才有分店的御好燒專賣店喔

除了御好燒,其他鐵板燒類的料理也都非常美味 (例如:經典日式炒麵!)
有機會來到京都絕對不要錯過它了喔
(也不要錯過我們拉~!)

どんぐり官網:


【New open! Delicious Japanese food】
Yesterday, the very famous and popular restaurant” Donguri どんぐり”in Kyoto near Fuuka’s head office was opened! (Near Hankyu Railway, Shijo-omiya station)
Fuuka’s staffs also went to try it together yesterday.
Their Japanese food, okonomiyaki (Japanese style pizza), is very delicious.
You can also try other great fried Japanese food there, ex: Yaki Soba (Fried noodles).

If you get a chance to come to Kyoto, don’t miss that amazing Kyoto restaurant!
(Don’t miss us, either~!)

どんぐり Official website:

ポリエステル着物生地のぼかしの表現

仲良しの染屋さんの職人さんが、一枚の写真を送ってきてくれたので
ご紹介します。

ぼかしのサンプル生地。
写真は、4色のぼかしの各色の柄部分が、
緑は緑濃淡、ピンクはピンク濃淡、ベージュはベージュ濃淡に染め上っています。
サンプルは、色の違いが分かりやすいように染めてあります。

元のぼかしを染めた上に、新たに加工を施し、ほんわり色をおとしています。
ぼかしのグラデーション部分のぼけあし(ぼかしのキワ)が難しいので、
わざと2回に分けてジワっと、ぼけあしが広がるように染めています。

IMG_4291.jpg

ちょっとマニアックな話ですが、
こんなの洗える着物で見たことない!と思い、
びっくりして会社へ寄ったら、目を輝かせて詳しく説明してくれました。

彼は日々、色んな新たな技術に挑戦しています。
多分、通常業務のあとに残業して色々試行錯誤して完成して、
おお〜!っと、ビックリ&めちゃ感動したんだろうな、というのが分かります。

きっと、どこの業界もそうなのかもしれないのですが、
職人さんは、高齢化が進んで引き継ぐ人が減っているのが現状です。
彼は30代ですが、こんな若い職人がいるって宝やなって思いました。

ポリエステル着物の良さは、
「発色が綺麗。丈夫で長持ち、手入れも簡単。醤油もこぼしてOK!
すぐふき取って洗濯機でガンガン洗える!」と思っていますが、
着物だけにしてるのが勿体ないなと思いました。

IMG_4290.jpg

今回のサンプルをみて、
ポリエステル着物生地をコースターや、ランチョンマット、ポーチなど、
もっと身近に気軽に生活の中にあるアイテムに加工して、
もっと多くの人に発信して知ってもらえるようにしたいと、
こちらの士気も上がりました。

k5c-ostt-kmn0018c.jpg

ぜひぼかしシリーズの反物を見に来てください♪

12月5日本社にてファミリーセールを開催します。
詳細はまたお知らせ致します。

>>

ページトップへ